📕このレッスンで学べること
- 「いつも」や「時々」などの“頻度ブロック”について
- “無視してもOK”の意味
- 無視できない「否定の頻度」
- 無視して🆗「肯定の頻度」
こんにちは!ひるべる(@SpiceCurryPri)です。
前回は「SVOC」+「副詞句(時/場所/方法/理由」)について学習しました。
今回の主役は、この「SVOC+副詞句」の文にさらに、”いつも”や、”ときどき”などの”頻度ブロック“です。
この”頻度ブロック”は、「”いつも“本を読む」とか、「”ときどき“ニュースを見る」など、文に”どのくらいするのか(頻度)”についての情報を加えます。例文を使って、まずは大枠を説明します。
どのくらいするのか、その”頻度“を説明する
私はいつもサッカーをグランドでする。
例えば、
I play football in the ground.
という文を、SVOC+副詞句で分解すると、
S | V | O | 場所(副詞句) |
I | play | football | in the ground |
私は | する | サッカーを | グランドで |
となります。ここに、“頻度“についての説明を加えてみると、
I always play football in the ground.
となり、分解して日本語に直訳すると
S | 頻度 | V | O | 場所 |
I | always | play | football | in the ground |
私は | いつも | する | サッカーを | グランドで |
となって、「always(いつも)」という単語が“頻度“についての情報を「SVOC+副詞句」の文に加えています💡このような単語を、ブロック英文法では”頻度ブロック”と呼んでブロック整理に使います。
普通の英文法では「頻度を表す副詞」と呼ばれ、実はこれも「時・場所・方法・理由」の「副詞ブロック」と同じカテゴリーのブロックなんです。
ではなぜ「時・場所・方法・理由」の副詞ブロックと分けて解説したかと言うと、使われる場所が違うからです。次の項は、頻度を表す副詞ブロックの文の中での使い方について解説します。
S(頻度)VOC+副詞句
さきほどの例文で見たように、頻度ブロックはS(主語)とV(動詞)の間で使います。
もう1つ、別の例文でも確認してみます。
I usually trade crypto-currencies on the Binance.
S | 頻度 | V | O | 場所 |
I | usually | trade | crypto-currencies | on the Binance |
私は | 普段 | 取引する | 仮想通貨を | バイナンスで |
「usually(普段)」という単語がI(S)とtrade(V)の間で使われているのがわかります。
・SとVの間で使う
I usually trade crypto-currencies on the Binance.
頻度を表す単語一覧
それではこの”頻度”を表す単語を、頻度が多い順に見ていきましょう。
頻度をパーセンテージ(%)で表してみましたが、感覚的なものなので参考程度にして頂ければ。
✒︎20〜100%の頻度で「する」
まずは、このくらいの頻度で「する」んだよという情報を加える単語を見てみましょう。
する確率 | 英語 | 意味 |
100% | always | いつも する |
80% | usually generally | 普段・ だいたい する |
70% | often frequently フリィクエントリィ | よく・ しばしば する |
60% | not always | いつもでは ないがする |
50〜60% | sometimes | 時々する |
40% | occasionally オケィジョナリィ | ごくたまに する |
✒︎ほぼ絶対に「しない!」
次に、否定的に、ある動作をほとんど、あるいは絶対に「しない!」という意味で使われる単語を一覧で紹介します。
しない確率 | 英語 | 意味 |
0〜10% | seldom セルダム rarely レアリィ hardly ハードリィ | ほとんど 滅多に しない |
0% | never never ever | 決して 絶対に しない |
0〜5% | almost never | ほとんど絶対に しない |
🙆♂️無視してもOKな頻度vs
🚨無視できない頻度
上記の一覧表は、あえて色分けをしました。その色分けの意味は、
ということです。
🙆♂️無視してもOKな”頻度”
青色の一覧表に載っている単語は、実は無視してもあまり差し支えない単語です。
どういうことか、これも例文を使って説明します。
BTC frequently influences other altcoin cryptocurrencies.
この文を分解すると、
S | 頻度 | V | O |
BTC | frequently | influences | other altcoin cryptocurrencies |
BTCは | よく | 影響する | 他のアルトコイン 仮想通貨に |
となります。
この文で、頻度を表すのは「frequently(よく)」ですが、これはあまり馴染みのない単語だと思います。
こういうとき、この「frequently」を無視してしまっても構いません。つまり、
BTC (frequently) influences other altcoin cryptocurrencies.
S | V | O |
BTC | influences | other altcoin cryptocurrencies |
BTCは | 影響する | 他のアルトコイン 仮想通貨に |
と、「frequently」を()に入れて飛ばして読んでしまっても、この文が言いたいことである
「BTCは他のアルトコインに影響する」
という文の大筋はだいたい掴めますね。
このように、S(主語)とV(動詞)の間によくわからない単語がきていたら、その単語は無視してSVOCを追っても、文の大筋は掴める場合があるのです。
これが、「ブロック英文法」の冒頭からずっと言い続けてきた、「すべての単語の意味が分からなくても、だいたいなんとなくで英語を理解できる」ということの一例になります。
🚨無視できない”頻度”
逆に無視してしまうと文の大筋を完全に取り違えてしまうのが、赤色の表に掲載された単語です。
例えば、
BTC hardly influences other altcoin cryptocurrencies.
という文があったとします。
これを分解すると、
S | 頻度 | V | O |
BTC | hardly | influences | other altcoin cryptocurrencies |
BTCは | ほとんど しない | 影響する | 他のアルトコイン 仮想通貨に |
となります。ここで「hardly(ほとんどない)」を飛ばしてしまうと、伝い手の言いたいことと全く逆の意味になってしまいますね。
🚨否定の頻度は無視しない。
覚えてしまう。
しない確率 | 英語 | 意味 |
0〜10% | seldom セルダム rarely レアリィ hardly ハードリィ | ほとんど 滅多に しない |
0% | never never ever | 決して 絶対に しない |
0〜5% | almost never | ほとんど絶対に しない |
🚨無視できない「否定の頻度」を使ってみよう!
伝い手が伝えたいことの大筋を掴むために、まず覚えるべきは「否定の意味を持つ頻度」です。
例題を掲載しますので分解して訳し、時間があれば日本語を見て英語が音読できるようになってください👌
❶seldom(セルダム):ほとんど・滅多にしない(0〜10%)
管理人が最も覚えにくかった単語がこの「seldom」だったので、トップバッターにしました。ちょっとオフィシャルな、硬い場面でもうほとんど90%しないんだというニュアンスを伝えるときに、使います。
Stable coins’ price(S)/seldom(頻度)/fluctuate(V).
ステーブルコインの価格は/ほとんど/変動しない
※fluctuate:変動する/上下する
❷rarely(レアリィ):ほとんど・滅多にしない(0〜10%)
「レア」という日本語があるので、こちらはとっつきやすいかと思います。「rare(レアな・珍しい)」という形容詞に「ly」がついて副詞になり、「ほとんど滅多にしない」という意味になります。
I(S)/rarely(頻度)/attend(V)/airdrop campaigns(O)/because I am not used to using Metamusk wallet(理由).
私は/ほとんど/参加しない/エアドロップキャンペーンに/慣れてないから メタマスクを使うことに
※attend:参加する
※used to doing:〜することに慣れる
❸hardly(ハードリィ):ほとんど・滅多にしない(0〜10%)
上記「seldom」と「rarely」の代わりに、この「hardly」を使っても大丈夫です。
「hard」は「難しい」という意味の形容詞で、それに「ly」がついて副詞になっています。
「するのが難しい」というニュアンスから「ほとんど滅多にしない」という意味になります。
Older people(S)/hardly(頻度)/try to understand(V)/crypto-currencies(O).
歳をとった人々は/ほとんど/理解しようとしない/仮想通貨を/
❹never:決して・絶対しない(0%)
「never」は、絶対に起こらない、つまり確率が0%の時に使われます。「絶対に、どう考えてもない」というニュアンス。話し手の確信が非常に強い際に「強調」の意味で使われる場合もあります。
The Samurai (S)/never(頻度)/complains(V)/on SNS(場所)/even if he was hurt(時).
その侍は/決して/文句を言わない/SNSで/たとえ彼が傷つけられても
※complain:文句を言う
※hurt:傷つける(hurt-hurt-hurt)
❹almost never:ほとんど、絶対しない(0〜5%)
これは掲載するか悩んだんですが、一応。
「almost:ほとんど」
+
「never:絶対にしない」
=
「almost never:ほとんど絶対にしない」
という見たまんまの理解で良いかと思います。「never」よりはする確率はあるけどほとんど絶対にしない…ということで適当ですが確率5%くらいかと。笑
Now(時)/we (S)/almost never(頻度)/use(V)/BTC(O)/in the daily life(場所).
今/私たちは/ほとんど絶対に/使わない/BTCを/普段の生活で
※daily life:日常生活
🙆♂️無視できる「肯定の頻度」を使ってみよう!
では、無視しても大丈夫な青色の肯定頻度もいくつか例題を使ってニュアンスを体感してみましょう。
する確率 | 英語 | 意味 |
100% | always | いつもする |
80% | usually generally | 普段 だいたい する |
70% | often frequently フリィクエントリィ | よく しばしば する |
50〜80% | sometimes | 時々する |
20〜30% | occasionally オケィショナリィ | ごくたまに する |
①generally:普段・だいたいする(80%)=usually
「generally」は、「general:一般的な」という意味の形容詞が元々あり、それに「ly」をつけて頻度を表す副詞にしたものです。「一般的」というニュアンスから、「普段、だいたいする」という意味になります。
I (S)/generally(頻度)/count(V)/my profits(O)/by using USDT(方法).
私は/普段/数える/私の利益たちを/USDTを使って
※count:数える
この文章は、
I usually count my profits by using USDT.
としてもほとんど同じ意味になります。
「generally」はちょっと硬い場面で使われるイメージで、「usually」はかなり日常的に使われます。
②sometimes:時々する(50〜60%)
「本当に時々orかなり頻繁な時々」
「sometimes」は「時々」と訳すことが多くて、管理人のイメージでは50〜80%の広い範囲の確率で動作を行うときに使う感じがしてます。とにかく、このsometimesはよく使います。
ニュアンスとしては”いつもじゃないけど時々“という感じで、どのくらいの頻度か?とかは考えずに、 ”always(いつも)以外なんだよ”ということを伝えるときに使う感じです。
I (S)/sometimes(頻度)/use(V)/BUSD(O)/to get some altocoins(理由・目的).
私は/時々/使う/BUSDを/いくつかのアルトコインを買うために
※BUSD:バイナンスが発行するドル建てのアルトコイン
③frequently:よくする(70%)=often
「結構いつもに近い」
“いつもじゃないけど時々“というニュアンスの「sometimes」に対して、「“いつも”にかなり近い頻度」だということを伝えるときに使うのが、この「frequently」や「often」です。
I (S)/frequently(頻度)/see(V)/Twitter(O)/to predict crypto-currencies’ price(理由・目的).
私は/よく/見る/ツイッターを/予想するために 仮想通貨の相場を
※predict:予想する
④occasionally:たまにする(20〜30%)
「本当にごくたまに、不定期・偶然に」
かなり高い頻度を表す「frequently」や「often」に対して、「かなり少ない頻度:あまりしないけどごくたまに」ということを伝えるときに使うのが、この「occationally」です。
「occasion:行事・祭典・儀式など特別な出来事」という名詞の副詞形なので、「特別なこと」というニュアンスがあり頻度的には「ごくたまに」となります。
I (S)/occasionally(頻度)/use(V)/the PancakeSwap(O)/to get rare altocoins(理由・目的).
私は/ごくたままに/使う/パンケーキスワップを/レアなアルトコインを手にいれるために
※rare:レアな
お疲れ様でした。”頻度ブロック”についての説明は以上になります。
次回は、ものや人の名前・名称を表す「名詞」についての説明をします。ブロックで英語を整理するために1番使うことが多い項目なので、気合いを入れて解説していきたいと思います。
コロナでお出かけムードになりにくいGWですが、充実した連休になることを祈ります。