楽天が提供する「楽天ウォレット」は、スマホアプリの表示がわかりやすく、シンプルに楽天ポイントを仮想通貨に交換できます。楽天市場での買い物や楽天モバイル、楽天光、楽天でんき・ガスなどで貯めたポイントで仮想通貨を始められ、低リスクで仮想通貨を始めるにはぴったりのサービスだと思います。
今回は楽天ウォレットの始め方と、使用におけるメリット・デメリットを紹介します。
楽天ウォレットの始め方
⓪楽天IDと楽天銀行の口座を作る
楽天ウォレット作成に必要なもの
- 楽天ID
- 楽天銀行の口座 or 身分証 & 他の銀行口座
楽天ウォレットを始める前に、まず「楽天ID」と「楽天銀行のアカウント」を作成します。
「楽天銀行」は必ず必要というわけではないですが、下のバナーから楽天銀行口座を作ると、楽天ポイントが1000ポイントゲットできます。この1000ptは、2021年07月下旬に進呈予定で、このポイントも楽天ウォレットで仮想通貨に交換できます💡
セブンイレブンなどのATM手数料が最初の3ヶ月は月5回無料だったり、楽天の他の金融サービス(楽天証券など)を使う時に口座を持ってると便利なので、持っていない方はアカウントの作成をお勧めします。
①ハピタス経由で楽天ウォレット口座開設
ポイントサイトハピタスから楽天ウォレット口座を開設すると、開設完了後約30日後に100ポイント(100円相当)もらえます💡ハピタスのアカウントを持っていない方は、こちら↓から登録すると400ポイントをハピタスサイトで受け取ることができます。)

ハピタススマホアプリから、楽天ウォレットページへ
①ハピタスアプリのトップ画面下にある、「🔍検索」をタップ

②「楽天ウオレット 」と入力

③「楽天ポイントで仮想通貨デビュー!」タップ

④ポイントを貯めるをタップ

②楽天ウォレットサイトに移動

③右上の「口座開設」をタップ

①口座開設手順
ここから、楽天ウォレット開設スタートです。


①口座開設スタート※楽天ID必要

②楽天会員にログイン

③各種交付書面承諾

④情報登録

⑤確認・受付完了
⑥本人確認

⑦楽天銀行支店名・口座番号入力

⑧申し込み完了

※楽天ウォレット開設が完了した約30日後に、100ポイントがハピタスサイトに入ります💰
楽天ポイントを仮想通貨に交換してみる
楽天ウォレットアプリのダウンロード&ログイン
①楽天ウォレットアプリをダウンロード


🚨白の楽天ウォレットProは、仮想通貨のFX取引なのでかなりハイリスク。間違えてダウンロードしないようにしましょう。
②パスワード設定&2段階認証設定をしてログインできたら、いよいよ楽天ポイントを仮想通貨に交換してみます。
楽天ウォレットの使い方
ここではまず1,000ポイント以下での交換を推奨します。交換時にかかる「手数料(スプレッドと言います)」が高いので、注意してください。
①画面のポイント交換をタップ

②通貨を選択
BTC=ビットコイン
ETH=イーサリアム
BCH=ビットコインキャッシュ

③ETH(イーサリアム)を選択した後の画面

※「レート(参考)ETH/JPY 427,504」は、「1イーサリアム=42万7,504円」という意味。
楽天ウォレットのメリット
仮想通貨を買うときの1ポイントアドバイス
ここで、ポイントをいくら使うかを決める際に、管理人の実践する自己ルールをご紹介します。
何も考えず「全て使う」を押すと、

と、管理人の持つ全楽天ポイント579ptが入力され、そのポイント数で買えるイーサリアム(ETH)の総額「0.00135467」が表示されます。
なるべく、赤字なのか黒字なのか、を分かりやすくする
仮想通貨の運用が難しいのは、ここでの「0.00013ETH」などのように、「いったい日本円でいくらなのか?」が全然わからないこと、です。パッと見ていくらなのかわからなければ、それが増えたのか減ったのかもよくわからなくなってしまいます。
ここでこの問題を解決する、2つの方法をご紹介します。
1つは、100pt、500pt、1000ptなど、なるべく分かりやすい数字で購入する方法。これはトレードで利益を出そうとする時に非常に有効な方法で、例えば100ptでETHを買って、その後ウォレットに表示される自分の資産総額が100円を下回っていれば赤字、上回っていれば黒字ということが一目でわかります。
もう1つは、1ETHの値段を参考に買う方法。この方法のメリットは、自分が買ったときの1ETHの値段から、ETHの価格がどのように変動していったか、が後から非常にわかりやすくなること。「利益を出す」のではなく、「仮想通貨の値動きを学ぶ」ことが目的の場合、これは最適な方法だと思います。
これはポイントではなく、実際の「円」で仮想通貨を買う場合も同じです。
このあと、今回の「楽天ポイント⇄ETH」の取引をした際に、楽天様にもっていかれる実質手数料について解説します。この実質手数料はなかなか分かりづらく、そのため知らない間に「赤字」になってしまったという経験が管理人にはあります。
上記2つの購入方法を使うと、全て自分の中で実質手数料も”見える化”することができ、それは仮想通貨での資産運用には非常に大切なことだと思います。
楽天ウォレットは、「何円分の仮想通貨を持っているのか」がわかりやすくてgood👌
楽天ウォレットはこの点、仮想通貨を買うときの手数料や、今自分が日本円でいくら分の仮想通貨を持っているか、非常に明確に表示をしてくれるので、初心者の方にもとても使いやすいと思います。
実際にポイントを仮想通貨にしてみる
2021年5月17日現在、「1ETH=42万8078円」だったので、429ポイントでイーサリアムを購入してみました💡

このあと注文の確定をして、

完了画面が出ます。

ここで、イーサリアムへ、というボタンを押すと、

こうなりました。
……あれ??429pt分買ったのに、イーサリアム残高が¥410となってる…..いきなり大赤字。。なぜ?!
これは、この取引で管理人が支払った手数料(正しくはスプレッド)が原因なのです。
楽天ウォレットのデメリット
日本の取引所は手数料(スプレッド)が高過ぎ
スプレッド(spread)、という英単語は「広がり・差・幅」という意味があります。そして仮想通貨取引の中では、スプレッド=「”買う価格“と“売る価格“の価格差」のことを指します。

上の赤丸で囲った部分を見ると、なぜ管理人の429円が410円に減ってしまったか(涙)がわかります。
この時、
イーサリアムを売却する場合:1ETH=41万522円
イーサリアムを購入する場合:1ETH=42万9,307円
で、売り買いの価格差が約1.9万円もある状態なんですね。だから、管理人の429円は410円に、19円も下がってしまったということです。この価格差(スプレッド)を%に直すと、
19円➗429円=0.044…
ということで、さきほどのイーサリアムの購入に、約4.5%もスプレッドという名の手数料がかかっている、ということになります。
価格差「4.5%」という数字の意味
お金の運用の中で、4.5%の利益を出すのは、かなり、とてつもなく大変なことです。例えば100万円を4.5%増やすと104.5万円になります。銀行に預けても、1年で0.01%も増えないこの超低金利時代に、これって結構すごい数字です。
年利10%の運用サービスに100万円預けた場合、1年で110万になります。こんなサービスはなかなかありません。1年で10%増やす金融サービスが超レアな時代で、楽天ウォレットはその約半分の4.5%を一瞬でもっていってしまう。
例えば、1日に100万円を104.5万円にできて、それを毎日続けれたとします。1ヶ月を30日とすると、4.5×30日=「135」で、135万円も1ヶ月で稼げるということ。こういう風に考えればこの、「4.5パーセントの手数料」の理不尽さがわかるのではないでしょうか?
「仮想通貨 取引手数料無料!!!」の広告
よく日本の取引所は「取引手数料無料」という宣伝で広告を出しています。なので仮想通貨を始めたての時、何も知らない管理人はその「取引手数料無料」という言葉を何も疑わずに信じ取引をしていました。
しかし、実際に仮想通貨を購入するとさっきのように「自分が入力した金額」と「購入後に表示される円換算の所持金額」が違う、という現象が起こって、何度も”損“をしました。
確かに「取引手数料」は無料ですが、スプレッドできっちり利益を取る。「取引手数料」と「スプレッド」は別、という理屈なんでしょうが、この現象は楽天ウォレットに限らず、日本のほとんどの取引所で見られます。
こんなことをしていたら、何も知らない初心者の方がせっかく仮想通貨/暗号通貨に興味を持ってチャレンジしても、結局損をしてしまって離れていく、ということが多々起こることが想像できます。それは、仮想通貨/暗号通貨へのイメージがただただ悪くなることに繋がってしまうだけだと思うんですよね。早く改めて欲しいです。
おすすめの取引所はBinance
ではどこの取引所で仮想通貨のトレードをすれば、こういうよくわからない「赤字」を出さずに済むのか。おすすめはシンガポール🇸🇬を本社に置く仮想通貨取引所、「Binance(バイナンス)」です。
このバイナンスは、取り扱う仮想通貨の銘柄の多さや取引手数料の安さが圧倒的に他と違う上に、トレード以外にも仮想通貨を運用する様々なサービスを提供していて、非常に使いやすいです。
日本の金融庁がバイナンスでの取引を日本人に認めていなくて、ここでの取引はグレーゾーンと言われてますが、実際にほとんどの日本の仮想通貨民が使用しています。
どうやってBinanceを使うか
ただこのバイナンスは上海の取引所で、日本円で仮想通貨の取引ができません。なので「どうやって使い始めたら良いかわからない」となる人が非常に多いです。
管理人は、
❶『ビットバンク』もしくは『GMOコイン』という日本の取引所で、「リップル(XRP)」という仮想通貨を購入
❷それを『バイナンス』に送金する
という手順で使っています。逆に、『バイナンス』での取引で稼いだお金を日本円に戻すときは
①『バイナンス』で稼いだ分のUSDTをリップルに変換
②『バイナンス』から『ビットバンク』/『GMOコイン』に送金
③リップルを日本円に換金⇨『ビットバンク』/『GMOコイン』に登録した銀行口座に振込み
という手順で使っています。ビットバンクやGMOコイン、バイナンスの使い方の詳細は、次の記事で紹介します。
まずは少額のポイントで仮想通貨を買ってみて、送金の仕方などを練習してから実際に取引所でトレードをするのが1番いいと思います💡