📙名詞<⬅︎such asで説明>
- such as・like:「例を示す」〜などの/〜みたいな
- as:「限定」〜の限りでは
- 名詞⬅︎<such as/like・as>の例
such as/like:例示
名詞⬅︎<such as〜>や名詞⬅︎<like〜>の形は、非常に多く出てきます。
such asとlikeのニュアンスは、
例示、つまり、例えを示す
です。例えば、「りんごみたいな赤」と言う時、
red color such as apples
もしくは
red color like apples
と言います。
red color という名詞を、<such as/like apples>(りんごのような)と、りんごという例を示して説明しています。
では<バルセロナみたいな>サッカーチームはどう言うでしょうか?
答えは、
the football team such as/like FC Barcelona.
となります。such as/likeで、“例を示して名詞を後ろから説明する”というニュアンス・形はつかめたと思うので、次の例文を自分なりに分解してみてください。
名詞⬅︎<such as〜>
I want to watch Sports TV program such as football.
S | V | O |
I | want to watch | the Sports TV program <=such as football> |
私は | 観たい | そのスポーツ番組 <=サッカーのような>を |
💡[the Sports TV program(スポーツ番組)⬅︎ <such as football>]で、名詞を後ろから説明する構造はこれまでと同じですね。
I like Manga such as ONE PEACE.
S | V | O |
I | like | Manga <=such as ONE PEACE> |
私は | 好き | 漫画 <=ワンピースのような>を |
💡「Manga(漫画)」という名詞を、<such as ONE PEACE> が後ろから説明しています。
名詞⬅︎<like〜>
I want some food like rice ball.
S | V | O |
I | want | food <=like rice ball> |
私は | 欲しい | 食べ物 <=おにぎりのような>を |
💡food⬅︎<like rice ball>の形
<>の中の[名詞⬅︎<>]
Chiliz provides Fan Token of some football teams like FC Barcelona.
S | V | O |
Chiliz | provides | Fan Token <of some football teams <like FC Barcelona>. |
チリーズは | 提供する | ファントークン <サッカーチームの<FCバルセロナなどの>を |
💡これは少しややこしいですが、Fan Tokenという名詞を、大きなかっこ<of〜>で説明しています。
Fan Token⬅︎<of some football teams>
ファントークン<=サッカーチームの>
その<>の中でまた、some football teamsを、小さいかっこ<like〜> が説明しています。図にすると
Fan Token⬅︎<of some football teams⬅︎<like FC Barcelona>>
ファントークン<サッカーチームの<FCバルセロナなどの>>
名詞⬅︎<of 名詞⬅︎<like〜>>
という感じ。このように、<説明>の中に名詞⬅︎<説明>が登場して、文が長くなっていくことが多々あります。(逆に言うと、長い文ではこのように名詞⬅︎<説明>の形が延々と続いていることが多い)
このバルセロナの文も、名詞⬅︎<説明>を更に後ろに続けて、こんな風に長くできます。
Chiliz provides Fan Token of some football teams like FC Barcelona which is suffering from financial deterioration because of COVID19.
suffer from〜:〜で苦しむ
financial deterioration:財政悪化
COVID19:コロナ
S | V | O |
Chiliz | provides | Fan Token <of some football teams <like FC Barcelona> <which is suffering from financial deterioration> <because of COVID19>>. |
チリーズは | 提供する | ファントークン <サッカーチームの <FCバルセロナなどの> <それは苦しんでいる/財政的悪化に> <コロナが原因の>>を |
かなり長くなりましたが、これもSVOの構造だ、と理解できれば、長すぎてわけがわからんと焦ることは少なくなるはず。まず、
Chiliz provides[Fan Token<
チリーズは提供している[ファントークンを
と読み、そこから「ファントークンとは何か?」を説明する<>の部分を前から訳していきます。かなり細かく解説すると、(ちょっとややこしいかもしれませんが、、)
Chiliz provides[Fan Token
<of some football teams like FC Barcelona which is suffering from financial deterioration because of COVID19>.
❶Fantokenを<of some football teams>で説明:サッカーチームのファントークン
❷some football temasを<like FC Barcelona>で説明:バルセロナなどのサッカーチームの
❸FC Barcelonaを<which is suffering from/financial deterioration>で説明:バルセロナは苦しんでいる/財政悪化に
❹financial deteriorationを<because of COVID19>で説明:コロナが原因の財政悪化
チリーズは提供している[ファントークンを
<サッカーチームの<FCバルセロナなどの<そのチームは苦しんでいる/財政悪化に<コロナが原因の>
という感じ。
でもここまで細かく読めなくてもOKです。例えばバルセロナというサッカーチームを知らなくても、「likeで例示している」ということを知っていれば、サッカーチームの1つだということがまずわかります。
そのあとの<>で、financial deterioration(財政の悪化)という難しい単語が出てきますが、
financial deterioration⬅︎<because of COVID19>
という形が見えれば、financial(財政の)とbecause of COVID19(コロナが原因で)で説明されている名詞、ということで、コロナで財政がまずいことになってるのかな、ということがなんとなくわかるかと思います。
Chiliz provides[Fan Token <of some football teams <like FC Barcelona <which is suffering from financial deterioration <because of COVID19>].
💡SV[O]の構造
🏡は最高:「like」ことわざ
名詞⬅︎like〜の形のことわざがあるので紹介しておきます。
🏠我が家は最高
There is no place like home.
S | V | O |
There | is | no place <=like home> |
そこに | は | 場所はない <=家のみたいな> |
💡[place⬅︎<like home>] で、[場所<=家みたいな>]。
「no place⬅︎<like home>」(場所<=家のような>がない)
ということで「家のような場所はない」という意味から、
「家はやっぱり最高だね、我が家に勝るものはないね」ということわざになります。
かなり古い映画ですが、「オズの魔法使い」という映画で出てきます↓
🍙母のおにぎりは最高
💡同じことわざと、さきほどの名詞⬅︎<>の中の名詞⬅︎<>を使って、「母のおにぎり」の例文を作ってみました!
There’s no food like rice balls made by my mother.
S | V | O |
There | is | no food <=like rice balls <made by my mother>> |
そこに | は | 食べ物はない <=おにぎりのような<=母に作られた>> |
「food」という名詞を、<like rice balls made by my mother>が後ろから説明しています。
この<>の中の「rice ball(おにぎり)」も、<made by my mother> で後ろから説明されてます。
food⬅︎<like rice ball⬅︎<made by my mother>>
食べ物⬅︎<おにぎり⬅︎<母に作られた>のような>
名詞⬅︎<as〜>:〜する限りでは
名詞の後ろにくる「as」は、過去分詞やSVと組み合わさって、名詞を後ろから限定して説明します。
ニュアンスとしては、
「〜する限りでは」
となって、名詞をより限定するニュアンスが出ます。これだけだとよくわからないと思うので、例文で説明していきます。
名詞⬅︎<as done〜>:〜される限り
The traffic accident as reported by Police is not serious.
S | V | O |
The traffic accident <=as reported by Police> | is | not serious. |
その交通事故 <=警察からの報告による限り> | は | 重大ではない。 |
この文は、「as」を省略して
The traffic accident reported by Police is not serious.
とすることも可能ですが、「as」があることで、
「事故が重大では無いかどうかまだ事実ははっきりとわからないが、警察からの報告による限り重大では無いようだ」
というニュアンスがでます。
ニュースキャスターが速報でニュースを伝える場合は、「as reported by〜(報告による限り)」とasがついてることが多い気がします。(もちろんついてない場合もありますが)
速報、ということは事故が起こってすぐの報道で、事実関係はまだはっきりしないけど警察からの報告による限りそうらしい、というニュアンスをつけてるんですね。
名詞⬅︎<as+SV>:SがVする限り
as+SV で名詞を後ろから限定して説明する場合を解説します。例えば、
the school⬅︎<as I know>
では、<as+I(s) know(v)>で、「私の知る限りの学校」という意味になります。
That school as I know provides very good education programs.
S | V | O |
That school <=as I know> | provides | very good education programs |
あの学校 <=私の知る限りの> は | 提供する | とても良い教育プログラムを |
「as」で、
「他の人はどう思っているか知らないが、“私の知る限り”あの学校は良い教育プログラムを提供している」
という限定のニュアンスが強まっています。
「as」は他にも様々な用法がありますが、他の「名詞を後ろから説明する用法」と同じく、
『asは名詞を後ろから限定する』
というイメージをまず持っておけばよいかと思います。今回、この解説を作るに当たって参考にしたサイトを以下に載せておきますので、ご興味あるかたは一読ください。
音読してみよう
I want to watch the Sports TV program such as football.
I like Manga such as ONE PEACE.
I want some food like rice ball.
Chiliz provides Fan Token<of some football teams <like FC Barcelona>>.
There is no place like home.
There’s no food<=like rice balls made by my mother>.
The traffic accident as reported by Police is not serious.
That school as I know provides very good education programs.
お疲れ様でした。
such asやasは、他にも名詞を後ろから説明する形があるので、次の記事ではその解説をしたいところですが、今回は飛ばして「記号」で名詞を後ろから説明する用法を解説します。
単語や文法の名前が変わっても、「名詞を後ろから説明する用法である」ということを忘れずにこの章を読んで、あんまり頭を使いすぎないようにしてください!