英文法

⑦名詞⬅︎<説明>:名詞を後ろから説明する

📕このレッスンで学べること

  • 名詞後ろから説明する用法の基本形:名詞⬅︎<which~>
    a wallet which is made in Italy
    イタリアで作られる財布
  • 長い英語を簡単にする方法
    ➡︎<which~>を見つけてSVOでブロック整理
  • <which~>の中の知らない単語は最悪「無視してOK
  • <which~>で名詞を後ろから説明した文を英作してみる
ひるべる

こんにちは!ひるべる(@SpiceCurryPri)です。

前回と前々回のレッスンでは、「名詞」をより具体的に説明する方法について学びました。今回もその続きで、名詞後ろから説明する用法」について大まかに説明します。

管理人の中で、この名詞後ろから説明する用法」は英語を使いこなすための「最強のツール」だと思っていて、この仕組みを一度理解できたら、英語を使う際に頭を整理することが非常にやりやすくなります。

英語は長くなればなるほど難しくなりますが、この名詞後ろから説明する用法」を使えるようになると、長い英語も短い英語と同じように解読することができるからです。

今回のレッスンでは、「名詞後ろから説明する用法」の構造

名詞⬅︎<説明>

を掴んで頂くこと。そのために、<>の中に入る代表的な文法である、「which」(関係代名詞)を使います。

復習:名詞を”前から“説明する

形容詞で名詞を説明する

例えば、「」という名詞を説明する場合を考えてみましょう。
日本語では、「美しい」とか「高い」という感じで、主に「形容詞を使って名詞前から説明します。
英語でも構造は同じで、

「あれは美しい山だ」
=「That is a beautiful mountain」

「あれは高い山だ」
=「That is a high mountain」

という感じで、形容詞」を使って名詞を前から説明します。

更に詳しく名詞を説明する

この「形容詞」による名詞の説明を、「副詞」や「andor接続詞)」を使うことでより詳しくする方法を、前回と前々回のレッスンで解説しました。

💡名詞を詳しく説明

  • 副詞を使う:「副詞形容詞」で名詞を説明

    ➡︎ a very cool wallet
説明部分名詞
a very coolwallet
1つの
とてもかっこいい
財布
  • andor接続詞)」を使って「形容詞」を追加

    ➡︎ a very cool and useful wallet
説明部分名詞
a very cool and usefulwallet.
1つの
とてもかっこよくて

使いやすい
財布


前回のレッスンで強く強調したのが、

💡名詞を具体的に、詳しく説明しようとすれば英語は長くなる。

ということ。

例えば、「私は財布を買った」という日本語を英語にすると

I bought a wallet.

となります。ここで、私が買ったwallet」という名詞についての説明を詳しくすればするほど、文が長くなるのでした。

SVO
Iboughta wallet.(ただの財布)
Iboughta cool wallet.(カッコいい財布)
Iboughta very cool wallet.(とてもカッコいい財布)
Iboughta very cool and useful wallet.
(カッコいい使いやすい
Iboughta very cool wallet which is made in Italy.
(カッコいい+イタリア産
☆「wallet」をより詳しく説明すればするほど、英語が長くなる

名詞を”前から“だけでなく”後ろから“も説明する

<which~>(関係代名詞)

今回のレッスンは、「名詞後ろから説明する用法」とは何か?を理解して頂くことが1番の目的です。その「名詞後ろから説明する用法」の1つの例として、<which>という用法、を使います。

whichの細かい説明は次の章で行うので、とりあえず今は、

which=「名詞後ろから説明するための代表的な文法用語」

ということだけ分かっていただければ今はOKです。


例えば、

❸I bought a very cool wallet.
私は買った とてもカッコいい財布

と、「前から名詞を説明」するだけでは私が買った「wallet」を説明しきれないとき、<which>を使って「wallet」の後ろから説明を付け足すことができます。

❸I bought a very cool wallet.

I bought a very cool wallet which is made in Italy.

2つ比べるとの文は、「前からの説明名詞<後ろからの説明>」となって、非常に詳細に名詞wallet」を説明していて、その分だけ英語が長くなっています。ほとんど全ての長い文や長い会話にこのような「名詞後ろから説明する用法」が使われていると言って良いと思います。

I bought a very cool wallet which is made in Italy.

前からの説明名詞<後ろからの説明>
a very coolwalletwhich is made in Italy.
1つの
とてもかっこいい
財布それはイタリアで作られた

名詞<which>」の知識があれば、長い文を簡単にSVOにブロック整理できる

この文をSVOCでブロック整理すると、

SVO
Iboughta very cool wallet
<=which is made in Italy>.
私は買ったとてもカッコいい財布
<=その財布はイタリアで作られている>
私は財布<=イタリアで作られている>を買った。

となって、構造的には「SVO」の文で、下の表のように整理できます。

SVO
Iboughta very cool wallet.
Iboughta very cool wallet <which is made in Italy>.

<which~>の部分で、私が買った「wallet」がどんなものかより具体的に説明してるから、[0(目的語)ブロック]が長くなっているのです。

最悪、<which>無視してOK

逆に言うと<which~>の部分は最悪無視してしまっても良い、ということになります。前回のレッスンで解説した「and・or(接続詞)」と考え方は同じで、

I bought a very cool wallet.
私はとてもカッコいい財布を買った

という文の大枠さえ捉えていれば、この後に続く<which is made in Italy>については完璧に理解する必要はありません。「ああ、買った財布の説明をしているんだな💡」と推測できればOK。

例えば次の例のように、よくわからない単語が入っていても、<whch~>を見つけることで焦らず「文の大枠」だけを掴むことを意識しましょう。

I installed a wallet which is for depositing any crypto-currencies on the BSC chain.

仮想通貨の専門用語が使われていて、少し難しいかもしれません。しかし、とりあえず

I installed a wallet.
私は/インストールした/1つのウォレット

ということは理解できると思います。特にリスニング・会話の場面では、ここだけ拾えれば何とか会話にはついていけます。

この文章を分解すると、

SVO
Iinstalleda wallet
<=which is for depositing /
any crypto-currencies /

on the BSC chain
>.
私はインストールした1つの財布
<=それ預けるための財布/
あらゆる仮想通貨を/
BSCチェーン上の
>
=私は<BSCチェーン上のあらゆる仮想通貨を預けるための>財布をインストールした。

となります。

こうやってブロックに整理して0(目的語)ブロック]が長くなってると見抜くことができれば、とりあえず「財布をインストールした」という文の大枠は掴めます。

このような「名詞後ろから説明する用法」は<which~>以外にもたくさんあり、この後のレッスンで1つ1つ詳細に解説していきます。とりあえず今は、「名詞後ろから説明する用法」ということばの意味だけ理解していただければOKです👌

どの[ブロック]が長くなっているかを見抜く

では、<which〜>を使って英作文に挑戦してみましょう。

  1. <which>名詞後ろから説明する。
  2. 「SVOC+副詞句」の、どのブロックが長くなっているかを見抜く。

という2点を意識して、英作してみてください!

[Oブロック]が長くなるパターン❶

次の日本語を英語にします。

私は昨日、[姉が好きなテレビ番組を]観た。

💡ヒント
テレビ番組:the TV program
観る:watch

📕解説

まずは<which~>を使わない、短い文章から英語にします。

私は昨日そのテレビ番組を観た。

 I watched the TV program yesterday.

とてもシンプルな文です。分解すると、

SVO
Iwatchedthe TV program yesterday.
私は観たそのTV番組を昨日

となります。ここで「The TV programテレビ番組)に対して、<which~>を使って<そのテレビ番組は私の姉が好き>という説明を加えます。

私は昨日、姉が好きなそのテレビ番組を観た。

I watched the TV program which my sister likes yesterday.

分解してみると、こうなります。

SVO
Iwatchedthe TV program
<=which my sister likes>
yesterday.
私は観たそのTV番組
<=姉が好きな>
昨日
私は<姉が好きな>TV番組を昨日見た。

the TV program」を<which my sister likes>が説明し、その分だけ[0(目的語)ブロック]が長くなっています。さきほどの文と並べてみると、

SVO
Iwatchedthe TV program yesterday.
Iwatchedthe TV program which my sister likesyesterday.

となり、どちらも「SVO時」です。「私はテレビ番組を観た」という大枠の文がまずあって、<which>でどんなテレビを観たか?について説明しているのが分かりますね。

💡[Oブロック]が長くなっている

SVO1
Iwatchedthe TV program which my sister likesyesterday.
私は観た<私の姉が好きな>テレビ番組昨日

では次は、この文を少し変えた例文で、[Sブロック]パターンの英語に挑戦してみます。

[Sブロック]が長くなるパターン

次は、[Sブロック]が長くなるパターンに挑戦してみます。

昨日私が見たテレビ番組、私に多くのことを教えてくれた。

💡ヒント
AにBを教える:teach A B
teachの過去形:taught
暗号(仮想)通貨:crypto currencies


※「crypto暗号」なので、仮想通貨よりも「暗号通貨/暗号資産」という呼び名が日本のメディアで使われる場面が増えてきました。「仮想」だと「実体のない」というニュアンスがあるので、管理人も「暗号通貨」の呼び名の方が好きです。

📙解説


こちらも、まずは<which~>を使わない短い文章から英語にします。

そのテレビ番組は、私に暗号通貨について教えてくれた。

 The TV program taught me crypto-currencies.

これを分解すると、

SVO1O2
The TV programtaughtmecrypto-currencies.
そのテレビ番組教えた私に暗号通貨を

となります。次はこの例文を、さっきと同じように「The TV programテレビ番組)に、<which~>を使って<昨日私が観た>という説明を後ろから加えます。

<昨日私が見た>テレビ番組は、私に暗号通貨について教えてくれた。

The TV program which I watched yesterday taught me crypto-currencies.

これもブロックに整理すると、非常に簡単な英語になります

SVO1O2
The TV program
<which I watched yesterday>
taughtmecrypto-currencies.
そのテレビ番組
<=私が観た 昨日>
教えた私に暗号通貨を
<昨日私が見た>テレビ番組は、私に暗号通貨について教えてくれた。

the TV program」を<which~>後ろから説明し、その分だけ[S(主語)ブロック]が長くなっています。さっきのシンプルな文と並べてみると、

SVO1O2
The TV programtaughtmecrypto-currencies.
The TV program which I watched yesterdaytaughtmecrypto-currencies.

となって、同じ構造だとわかります。

💡[Sブロック]が長くなっている

SVO1O2
The TV program 
which I watched yesterday
taughtmecrypto-currencies.
そのテレビ番組
昨日私が観た
教えた私に暗号通貨を
<昨日私が見た>テレビ番組は、私に暗号通貨について教えてくれた。

Cブロックが長くなるパターン

次は、Cブロックが長くなるパターンに挑戦してみましょう。かなり慣れてきたと思いますので、まずは解説を見ずに解説を見ずに英作に挑戦してみて下さい!

これは[私たちにお金を稼げと言っている美しいチャート]だ

💡ヒント
お金を稼ぐ:earn money
人に〜するよう言う:tell 人 to do

📙解説

これまで通り、まず次の短い日本語を英語にしてみましょう。

これは美しいチャートだ

This is a beautiful chart.

分解すると、

SVC
Thisisa beautiful chart.
これ
1つの美しいチャートだ

となります。ここで<which~>を使って<私たちにお金を稼げと言っている>という説明を名詞beautiful chart」に加えて、英語を完成させます。

これは<私たちにお金を稼げと言っている>、美しいチャートだ

This is a beautiful chart which is telling us to earn money.

分解すると、

SVC
Thisisa beautiful chart.
<which is telling/ us/ to earn money>.
これ
1つの美しいチャートだ
<それは言っている 私たちに お金を稼げと>
これは<私たちにお金を稼げと言っている>、美しいチャート

前の短い文章と同じ「SVC」となっています。<which is telling us to earn money> 「a beautiful chartという名詞後ろから説明して、[Cブロック]が長くなっています。

副詞句ブロックが長くなるパターン

お疲れ様です。この「副詞句ブロックパターン」で最後になります。

私は、世界経済を変えつつある暗号通貨市場トレードをしている。

💡ヒント
世界経済:the world economy
暗号通貨市場:the crypto-currencies market
トレードする:trade
〜している(現在進行形):be doing

📙解説

まずはこれも、短い日本語を英語にしてみましょう!

私は、暗号通貨市場でトレードをしている。

I am trading in the crypto-currencies market.

分解すると、

SV副詞句(場所)
Iam tradingin the crypto-currencies market.
私はトレードしている暗号通貨市場で

となりますね。この、「the crypto-currencies market」に<世界経済を変えつつある>という説明を加えて、英文完成です。

私は、<世界経済を変えつつある>暗号通貨市場でトレードをしている。

I am trading in the crypto-currencies market which is changing the world economy.

分解すると、

SV副詞句(場所)
Iam tradingin the crypto-currencies market
<which is changing/the world economy>.
私はトレードしている暗号通貨市場で
<それは変えている/世界経済を>
私は、<世界経済を変えつつある>暗号通貨市場でトレードをしている。

英文をブロックに整理してみよう

では、最後に英文をブロックに整理してみましょう。今回学んだ、

  1. <which>名詞後ろから説明する
  2. 「SVOC+副詞句」の、どのブロックで<which>が使われているか?

を意識して、次の2つの英文をブロックで整理してみてください!

✏️例題①

BTC which is called a digital gold can change the world.

📙解説

SVO
BTC
<which is called a digital gold>
can changethe world.
ビットコイン
<それはデジタルゴールドと呼ばれる>
変えることができるその世界を
<デジタルゴールドと呼ばれる>ビットコインは世界を変えられる。

✏️例題②

You should be careful in the crypto-currencies market which is so-called the bubble economy.

💡ヒント

should:すべき
so-called:いわゆる
bubble economy:バブル、バブル経済

📙解説

SVC場所
Youshould becarefulin the crypto-currencies market
<which is so-called the bubble economy/now>.
あなたはなるべき慎重に暗号通貨市場で
<それはいわゆるバブル経済だ/今>
<いわゆるバブルである>暗号通貨市場では、あなたは慎重であるべきだ。

「名詞を後ろから説明する用法」を一括りで理解する

お疲れ様でした。

ひとまず、この記事でブロック英文法Part1は終了です。

Part1では「SVOC副詞句」と「品詞(名詞形容詞)」という文法知識を使って、英語をブロックに整理する方法について学んできました。

この、「英語をブロックに整理する」上で、「名詞」が非常に重要な役割を果たします。名詞」を詳細に説明すればするほど、文が長くなるからです。そこで前回と前々回のレッスンで「名詞前から説明する方法」を、今回の記事で「名詞後ろから説明する用法」を解説し、名詞」を詳細に説明すればするほど、文が長くなるということを理解して頂きました。

💡名詞前から説明する

  • 形容詞」で名詞を説明

    a cool wallet
    1つのかっこいい 財布
  • 副詞形容詞」で名詞を説明

    a very cool wallet
    1つのとてもかっこいい 財布
  • andor接続詞)」で「形容詞」を追加

    a very cool and useful wallet
    1つのとてもかっこいい使いやすい 財布

💡名詞後ろから説明する

  • 名詞<which~>

    a wallet <which is made in Italy>
    <イタリアで作られた> 財布

次のPart2では、今回の記事で習った名詞後ろから説明する用法」を1つずつ説明していきます。

日本の学校でも海外の語学学校でも、「関係代名詞」とか、「分詞」とか、非常にとっかかりにくい日本語に管理人はずっとも悩まされていました。結論としてはもう、そういう文法用語の意味はわからなくて良いと思います。本ブログでは、

「名詞を後ろから説明する用法」

というカテゴリーを作って、それに該当する文法を一括りにして説明します。

💡名詞後ろから説明する用法一覧

  1. who・which・that:関係代名詞
  2. doing・done:分詞
  3. to do:不定詞
  4. on・to・forなどの前置詞
  5. such as・likeなど
  6. 同格の「 , 」(カンマ)など
  7. 「where・when・how」関係副詞
  8. 「in which/by whom」前置詞+関係代名詞

並べると種類が少し多いと感じるかもしれませんが、大切なことは、これら全ての文法項目が、「同じ形で“名詞を後ろから説明”している」ということ。つまり、全部今回学習した

名詞<which〜>

と同じ形で、この<>の部分に「which」とは別の文法用語が入ってくるだけ、です。


例えば一覧の「doingdone(分詞)の場合では、

a wallet <keeping my crypto-currencies>

というように現在分詞keeping(保持している)」が、「wallet」を説明しています。訳すと

a wallet <keeping my crypto-currencies>

➡︎<私の仮想通貨を保持している>財布

となります。一覧の「前置詞」の場合では、

a wallet <for crypto-currencies>

となって前置詞の「for(〜のための/〜用の)」が「wallet」を説明しています

a wallet <for crypto-currencies>

➡︎<仮想通貨用の>財布

これが意識できていれば、「関係代名詞」や「分詞」、「前置詞」などの難しい名前の文法項目を、一括りに整理して使うことができ、かなり頭が整理されます。

次の記事から、Part2名詞後ろから説明する用法」に入ります。まずは上記一覧で上がった文法項目全てが、実は同じ形で名詞を後ろから説明”している」ということを解説し、そのあと1つ1つの項目について細かいルールや意味を解説していきます。

🎨 🎨

もう気づいてる人もいると思いますが、<which>の色をオレンジ色にしていて、このあとも「名詞後ろから説明する用法」はオレンジ色を中心に使って説明していきます。ちなみに、青色名詞で、副詞緑色にしてます。英語が長くなればなるほど、この色分けブロック整理の効果を体感頂けると思います。

  • オレンジ名詞後ろから説明する用法
  • 名詞
  • 副詞

♫歌で英語を学ぶ動画