📙名詞⬅︎<whom/who S V>
- 目的格の関係代名詞:<>の中でO(目的語)になる
- whom:whoの目的格
💡whomはかしこまった言葉
普段はwhoを使う - whichの目的格はwhich
thatの目的格はthat - 目的格の関係代名詞は省略できる

今回は関係代名詞の目的格「whom」で名詞を後ろから説明する用法について説明します👌

もくてきかくかくの関係代名詞…?

名詞⬅︎<説明>で、<>の中でO(目的語)の働きをする関係代名詞、という意味だよ。実は「①-2 関係代名詞の省略について〜文脈と文法〜」の記事で、<>の中でS(主語)になるthatと、O(目的語)になるthatについて解説していて、今回はその復習にもなります。
目的格の関係代名詞とは??
<>の中でOになる
まずは目的格という用語の意味を説明します。
「彼を信用する」と英語で言う場合
I trust him.
となります。この、「him(彼を)」を、「he(彼)の目的格」と言い、関係代名詞whoにも「whom」という目的格があるのです。
ここで、「代名詞」の活用一覧を載せておきます。管理人は中学1年の英語の授業で「アイマイミィ・ユーヨアーヨアーズ…」と声に出して覚えさせられたことを非常によく覚えています。
主格 | 所有格 | 目的格 |
I | my | me |
you | your | you |
we | our | us |
he | his | him |
she | her | her |
they | their | them |
who | whose | who whom |
which | whose of which | which |
that | whose of which | that |
人⬅︎<whom/who SV>
私は侍をフォローしている。彼を信頼している。
I’m following the Samurai whom I trust.
S | V | O |
I | ‘m following | the Samurai <whom/ I / trust>. |
私は | フォローしてる | その侍を <=彼を/私は/信頼している> |
この文を2つの英文で表現すると、
I’m following the Samurai.
私はフォローしている/その侍を
I trust him.
私は信頼している/彼を
となり、「him」は「the Samurai」を指します。この2文を1つにするときに「whom」が使われます。

whomとwhoのニュアンス
「whom」はかしこまった、硬い書き言葉です。話し言葉ではあまり使われず、日常会話では「who」もしくは「that」が使われます。
I’m following the Samurai who/that I trust.
会話している相手が全く知らない人の説明をする場合は「who」で、相手がよく知っている、あるいは会話に何度も登場している人の説明の場合は「that」を使うのが理想的です。(でもあんまり気にしないで良いとも思います。)
モノ⬅︎<which/that SV>
人以外のモノを説明する「which」の目的格は「which」で、「that」の目的格も「that」です。who→whomのような別の形はありません。
「①-2 関係代名詞の省略について〜文脈と文法〜」の記事の復習となりますが、会話に初めて登場する人以外のモノについて、聴き手に、それについてちゃんと説明するよという意思表示をするときに「which」を使います。
例えば「ETH(イーサリアム)」という暗号通貨を全く知らない人に、「ETH(イーサリアム)」について話すときは、
❶ETH⬅︎<which SV>
❷ETH⬅︎<that SV>
❸ETH⬅︎<SV>(thatすら省略)
という流れで話していきます。目的格のwhichとthat、そして目的格の関係代名詞の省略について解説していきます。
<>の中でOとなるwhich
❶多くの人が好きなETHが好き
I like ETH which many people like.
S | V | 0 |
I | like | ETH <which/many people/like>. |
私は | 好き | ETH <=それを/多くの人が/好き> を |
この文は、
I like ETH.
Many people like ETH.
という2文の、2文目のETHを「which」にすることで1つにしています。2つめの文を分解すると
S | V | O |
Many people | like | ETH |
私は | 好き | ETHを |
となって、whichに書き換えられるETHがOブロックにありますね。

このような関係代名詞whichを、目的格のwhichと言います。
<>の中でOとなるthat
❷多くの投資家が興味を持つETHは、2021年7月にアップデートされる
ETH that many investors are interested in is going to be updated in July 2021.
be interested in〜:〜に興味を持つ
S | V | 時 |
ETH <that/many investors/are interested in>. | is going to be updated | in July 2021 |
ETH <=それに/多くの投資家が/興味を持つ> は | アップデートされる予定 | 2021年7月に |
この文は、
ETH is going to be updated in July 2021.
Many investors are interested in ETH.
という2文を、「that」で1つにしています。
目的格の関係代名詞は省略可
目的格の関係代名詞は、文脈によっては省略することができます。上の2つの文で、ETHについては十分聞き手も知っている状態になっていますね。そういうときに、。
名詞⬅︎<(that)SV>
の形で、目的格の関係代名詞を省略してしまうことができます
先の2つの例文の続きで、次のようにまたETHについて説明をするときは、もうthatを使う必要がなくなります。
多くのNFTが取引されるETHは、今後更に存在感が増すだろう
ETH many NFTs are traded on will raise its presence in the near future.
raise:上げる(レイズ)
presence:存在感(プレゼンス)
S | V | O | 程度 | 時 |
ETH <(that)/many NFTs/are traded/on>. | will raise | its presence | more | in the near future. |
ETH <=そこで/多くのNFTが/取引される> は | 上げるだろう | その存在感を | 更に | 近い将来 |
この文は、
ETH will raise its presence in the future.
Many NFTs are traded on ETH.
を、「that」で1つにして、更にthatを省略しています。
ETH上には、たくさんのNFTマーケットプレースがあり、多くのアート作品などがETHで売買されています。代表的なNFTマーケットプレースでは、「OpenSea」が有名です。多くのアート作品などがNFTとして売買されているので、一度のぞいてみてください。

音読してみよう!
では今回の例文を、日本語を見て英語で言えるようにしましょう。伝えたいことを本気でイメージして、誰かに話しかけるように音読してください。
I’m following the Samurai who/whom I trust.
I like ETH which many people like.
ETH that many investors are interested in is going to be updated in July 2021.
ETH many NFTs are traded on will raise its presence in the near future.
=ETH that many NFTs are traded on will raise its presence in the near future.
お疲れ様でした!次は、「名詞を後ろから説明する用法」で1番最初に勉強した「which・who」/「that」(関係代名詞)と「in」や「for」などの前置詞を組み合わせて名詞を後ろから説明する方法を学習します。
全て構造は同じで、「名詞+<説明>」というブロックを見抜ければOK。繰り返しになりますが<>の中の最初の記号が変わるだけ。積み重ねていきましょう!